mush room

植物を育てたりアニメ、漫画や本を読んだり映画を観たりゲームするのが大好きな休日インドア人間の日常

愛しの衝撃が走った本たち。

お題「我が家の本棚」

 

ミステリー小説や詩集や恋愛小説など色々なジャンルを読みますがつい本屋買ってしまう程大好きなのが三浦しをんさんの小説です。

今回は私の本棚に並んでる中でも特に好きな三浦しをん小説を3つをご紹介していきます!

 

ロマンス小説の七日間」2003年出版 恋愛小説

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28歳独身女性の主人公あかりは海外ロマンス小説の翻訳の仕事をしていて彼氏の神名とお互いの家を行き来する半同棲中から物語はスタートする。

中世の恋物語の翻訳を依頼されいるところで神名が突然会社を辞めて帰宅する。相談もなにもなく突然仕事を辞めた神名に困惑するあかりは自分の感情を小説へぶつけていく。そこで小説と現実が入り混じり現実と小説の物語がすごい展開に…!!

 

感想

本当に凄いんです!読み始めた時は歴史物なのか。と読み進めていくと。あれ?ん?今まで歴史物だったよね…と言うまでにスムーズにあかりの現実世界に内容がシフトして、更に二つの物語がどんどん入り混じり現実は小説、小説は現実に、と言う言葉がぴったりしっくりくる話の展開にどんどん飲まれて行きました!本の中でベッドでくっついて寝る主人公たちの描写に「真夏にもくっついて眠れるようにクーラーは発明されたんだろうか」この文章に凄く惹かれてしまいました。簡単な一文でその場面が自然に映像で想像できてしまう。流石です三浦さん。と感動しながら読んでおりました。

 

愛なき世界」2018年出版 フィクション

 

植物が好きな私には凄くのめり込んでしまう小説でした。特にサボテンが好きなんですが小説でサボテンにフォーカスをあてられている作品を私は初めて読んだので凄く感動しました!

植物学研究者を目指す本村紗英に恋をする藤丸陽太は洋食店の見習いで恋のライバルが草。草ですよ?斬新すぎるストーリーで、もどかしい2人な感じがまたたまらない。切なさもあり自分がまるで登場人物の1人になったかのように途中2人を応援してました。作中に登場する人物たちもインパクトがあって凄く面白いです。

 

しをんのしおり」2002年出版  伝記

エッセイ集でふふっと笑える話もあったり、仕事で疲れて帰ってきた夜寝る前に読んでいるとその日あった嫌なことがパーンとどこかに飛んでいくような明るく面白い内容でした。

ファッションも好きな私は途中少しだけ服装に焦点を当ててある話があったんですが凄く文章でその服のイメージをしたり同じ女性と言う立場からみると共感出来る話も多く友達と話をするくらいの満足感がありました!笑